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ヒヨドリの巣作り(10) [日記]

 7月10日 妻から思ってもみなかったうれしい話を聞いた。
「物置に行こうとグミの木の下を通ったら、ヒヨドリが飛び立った、飛ばずにグミの枝にとまっているヒヨドリも見えた」
 そのグミの木というのは、庭の西北に位置しているが、その話を聞いたとき、私は、庭の東南部分に居て剪定作業をしていたときだった。さつきの刈込の後に、ヒヨドリの巣がある沙羅の木も葉が込み過ぎていたので、剪定を終わったところだった。妻に教えられて直ぐに私もグミの木のところへ行ってみた。欝蒼としているので下からは空が見えないほどになっているグミの木の中に、2、3羽ヒヨドリが動いているのが見えた。低いツバメに似たような鳴き声をあげていた。まだグミの実はいっぱい残っていて、食べるに事欠かないだろうが、それで栄養バランスが崩れたり、通じが悪くなったりしないのかなぁ、と二人で真面目に心配した。
 7月11日 昨日に引き続き、グミの木のある方の庭の剪定作業をした。食事後の朝風呂を浴びる前、ほんの1m時間程度と言う実に短時間の予定で始めたのだった。と言うのも昨日午前中1時間半程度働いただけなのに疲れが出たし、足と手が突っ張って、午後からの囲碁を楽しむ時間中も直らず寝る時刻まで続いて懲り懲りしたからである。小雨の中の作業を終えて部屋に上がると、ついさっき、ヒヨドリが巣のある沙羅の木に、犬の立ち泳ぎのような羽ばたきをしながら近付いてきたが枝に止まらずに飛んで行った、とまた妻から教えられた。古巣には2度ともどらないようだなぁ、と寂びしい感想をもって話していただけに、感慨ぶかいものがあった。沙羅の木が昨日の剪定で様子が変わっていたので、立ち寄らなかったのかもしれないなぁ、とちょっぴり後悔した。それにしても、遠くには行かず、庭の中にいたのに、今まで聞いたヒヨドリの鳴き声が一つも聞こえなかったのは、どうしてなのだろう、と不思議な気もしたが、ネットで調べた結果のとおり、以前はさえずりだったが今は地鳴きに変っているのだと得心した。地鳴きは、さえずりのようにはっきりとした鳥毎の違いがなく、識別するのがむずかしいと言うことだそうだ。

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